アプリコット、洋ナシ、カリンの香り。ナッツ、トースト、ジンジャー、はちみつのニュアンス。クリーミーな泡が芳醇な果実味と調和し、豊かな酸味が広がる。長期熟成ならではの複雑さが表現されたエレガントなカバです。
スパークリングワインは、良く冷やしてからご開栓下さい。高いガス圧が含まれておりますので、常温で開栓されますと吹きこぼれる場合がございます。また、開栓時には危険ですので絶対に人に向けないようご注意下さい。
【産地と栽培】
夏は乾燥し、海風の影響も受け、酷暑や厳寒にならない温暖な地中海性気候のスペイン北東部、カタルーニャ州のペネデス。
畑はペネデスの北部から中央にかけて位置し、石灰質土壌。植密度は1ha当たり2,300本、平均収量は1ha当たり9,500kgです。サスティナブル農法とリュット・レゾネ農法(減農薬栽培)に取り組み、環境にも配慮したブドウ栽培を行っています。若い樹と樹齢の高い樹のブドウを慎重にブレンドすることで、ワインにフレッシュさ、ボディ、複雑さが与えられます。
【ブドウと醸造】
カバの伝統品種のみを使用し、チャレッロ(画像左)、マカベオ(画像真ん中)、パレリャーダ(画像右)から造られています。優しく圧搾し静置することで得られるフリーランジュース(破砕の際に自然に流れ出た果汁)を品種ごとに別々に温度管理されたステンレスタンクで発酵。その後ブレンドをし、穏やかに清澄と酒石の安定化。その後、瓶内二次発酵を行い、地下セラーで滓ととともに熟成させます。
【熟成】
カバのグラン・レセルバを名乗るためには、瓶詰めから滓抜きまでの瓶貯蔵・熟成期間は最低30か月以上という規則があります。
【醸造家コメントとおすすめの飲み方】
ペレ・ベントゥーラは、スペイン、カタルーニャ州のサン・サドゥルニ・ダノイアに1992年創設されました。ワイナリー名は創業者のペレ・ベントゥーラ氏の名前を冠しています。
「トレゾール」はカタルーニャ語で「宝物」を意味し、ワイナリーの「宝物」であるこのカバは、ペレ・ベントゥーラの個性を表しています。創造性、現代性、伝統が完璧にブレンドされた結果、トレゾール ブリュット グラン・レセルバは芳醇なアロマと見事な上品さが際立つワインとなりました。鮮やかでアロマティック、洗練されたこのワインは、バランスのとれた酸味を伴う、しっかりとした芳潤なカバ。フレッシュで豊かな果実味、そして複雑さと繊細さを兼ねそろえた、ワイン好きにピッタリのワインです。
カバ特有のスタイルを高め、アロマをより引き出すため、飲み頃温度は少し高めの10~12℃。また長期熟成のカバは、大きめのワイングラス(白ワイン用グラス)の使用がおすすめです。空気との接触を多くすることにより、アロマの要素が感じやすくなります。